第3話

アウフタクトのアウフ

3月8日のオケレッスンで先生が「シャルトリッヒ(ター)・アウフ八分音符(意味:ベルを上げろ)」とおっしゃっていましたね。(※1)


アウフの意味は「〜の上に」 例えば「机の上に置いてください」というような場合に使うそうです。
発音は「アオフ」というほうが本物に近いようですよ。

aufzug(アオフツーク)・・・「エレベーター」(アオフは「空中」でツークは「列車」)
Auf wiedersehen アウフヴィーダーゼーエン 「さようなら」
「サウンドオブミュージック」の中にも出てきますね。(人形劇をやるシーンです)
ヴィーダーは「再び」(※2)、ゼーエンは「会う」。じゃあアウフは何?

さて肝心のアウフタクトですが、「タクトの上」には何がある?空気?

場所を表しているのではなく、英語でいうならアップビート、指揮棒が上を向いて動いている意味でしょうか。


※1)ブラームスでベルアップではありません。

※2)wieder(ヴィーダー)は第九の歌詞八分音符にも出てきますね。Deine Zauber bin denbinden wieder …

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