その4:ウィーンオペラ座レポート
前書き
2011年12月20日に、新婚旅行でウィーンのオペラ座に行ってきました。曲目はモーツァルトの魔笛。2012年9月9日に和歌山市響のオペラ演奏会で演奏する曲です。今回はそのレビューを書きたいと思います。
チケット入手


チケットはインターネットで入手しました。入手方法はウィーンオペラ座のホームページ(http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/index.php)から申し込みを行いました。 日本でもチケットを扱うところはあるみたいですが、手数料がかなり高いため、自分で行うのが良いと思います。
ホームページ上で左図のような座席表から空いている席を選びます。値段は1000円程度の立ち見席から、20000円程度の席まで分かれています。1ヶ月くらい前に見たときには、手頃な値段の席は ほぼ埋まっていました。一生に一度の機会かもしれないので、15000円くらいのボックス席の最前列を選びました。
支払いはクレジットカードで行います。メールアドレスや住所を登録して、クレジットカード番号を入力すると、受付完了のメールが届きます。このメールには、演奏会の何週間か前に、右図のようなチケット用紙を ダウンロードして印刷してくださいみたいなことが書かれています。これが実際のチケットになります。あとはこれを現地に持っていくだけです。
入場


建物は写真のような素敵な建物です。当日は凄くスケジュールがタイトだったため、会場についたのは開演の10分前でした。建物の周りにはダフ屋?的な人が沢山おり、声をたくさんかけられました。着ぐるみとか 着ててなんか可愛かったですけどねw。
会場に入ると、とにかく人でごった返していました。スマートに行くなら、コートなどをクロークに預けてから席に向かうのが良いのですが、時間もなかったのでそのまま席を目指しました。どこに行けばよいか分かりませんでしたが、 各場所にいる案内人の人にチケットを見せて「Where?」と聞いたら何とか自分の席に到着しました。


今回は写真のような小部屋の最前列(3列)の席を選びました。一番後ろの席は2000円くらいだったので、凄く値段の差があるのだなと感じました。
開演



席には図のような字幕表示がついていました。オペラはドイツ語、表示は英語。結局分からないんですけどね(-_-;)。席から見た眺めは写真のような感じ。6階位まであるのかな?とにかく高さがあって、空間が広い感じを受けました。

ここで各パートの配置について確認したので書いておきます。弦の編成は1st:5プルト、2nd:4プルト、Vla:3プルト、Vc・Cb:2プルトでした。配置は図のような感じ。オケピットが狭く、管と弦を左右に分けて配置していました。 コンマスは通常2ndのトップの位置、客席からも見える位置でした。次回演奏会の参考になればと思います。

休憩時間はケーキ屋さんみたいなブースに人が集まります。とにかく人が多い。事前予約していればテーブルに飲み物とかが用意されてるらしいです。人をかき分けてオレンジジュースを注文したところで休憩終了5分前のベルが鳴り・・ 雰囲気は味わえました(-_-;)

演奏はさすがにすごいとしか表現できないです。オケは日常的にオペラをやっているからでしょうか、なんか余裕な感じでした。劇の方は私はあまり詳しくないですが、立体的な舞台セット、照明や火花などを使った演出、そしてソリストの 人気ぶりにビビリました。劇はなんか現代的な印象を受けました。言葉の意味がよく分からなかったので、雰囲気しか感じられませんでしたが(-_-;)
とりあえず現地で本物のオペラを見れたことに満足です。ホールや聴く人の雰囲気など、日本とはまた違う部分があるので、日本で同じように味わえないのだろうなと感じました。この経験を持って、自分たちの演奏会に望めたらと思います。
おまけ
オペラ座近くのお店をご紹介

アルカディア
オペラ座に併設されている音楽グッズのお店。クラシック好きな人にはたまらないものが沢山有りました。

ザッハー
オペラ座の隣の通りにある喫茶店です。ここにはかの有名なザッハートルテというチョコレートケーキを食べることができます。

ミラベル
ヨーロッパではこのブランドのチョコレートが至るところで売っています。ウィーンの街中にもお店がありました。お土産の定番。
2011.1.8 作成(Vn 田村)